電気温水器には、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、主な電気温水器の種類と特徴、そして選び方のポイントを解説します。まず、電気温水器は、大きく分けて「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。ヒーター式は、タンク内のヒーターで直接水を温める方式で、構造がシンプルで、本体価格が比較的安いのが特徴です。しかし、ヒートポンプ式に比べて、電気代が高くなる傾向があります。一方、ヒートポンプ式は、空気の熱を利用してお湯を沸かす方式で、「エコキュート」という名称で広く知られています。ヒーター式に比べて、効率が良く、電気代を大幅に節約できるのが特徴です。ただし、本体価格が高く、室外機の設置スペースが必要となります。さらに、ヒーター式電気温水器には、「通常タイプ」と「マイコンタイプ」があります。通常タイプは、温度設定が固定されており、自分で温度を調整することができません。マイコンタイプは、温度設定を自由に変更でき、様々な機能を搭載しているのが特徴です。例えば、追い焚き機能や、湯量設定機能などがあります。電気温水器を選ぶ際には、これらの種類と特徴を踏まえ、以下のポイントを考慮しましょう。まず、家族の人数や、お湯の使用量に合わせて、タンク容量を選びましょう。タンク容量が小さいと、お湯切れの心配がありますが、大きすぎると、無駄な電気代がかかってしまいます。次に、設置場所を考慮しましょう。ヒートポンプ式の場合は、室外機の設置スペースが必要となります。また、屋内設置型の場合は、設置場所に合わせた機種を選ぶ必要があります。さらに、予算を考慮しましょう。ヒーター式は、本体価格が安いですが、電気代が高くなる傾向があります。ヒートポンプ式は、本体価格が高いですが、電気代を大幅に節約できます。これらのポイントを総合的に判断し、自分に最適な電気温水器を選びましょう。